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共依存萌え小説三銃士を連れて来たよ

と思ったけど、一応まとめたので投稿しておく。

「フィクションの共依存は大好物!でもリアルの共依存は勘弁な!」を合言葉に生きる私が、隙あらばリコメンドする三作品の件です。

(今回は小説編なので、同じく事あるごとにオススメしているミュージカル『スリル・ミー』はまた別の機会に)

 

※この記事における「共依存」判定はあくまでも個人の感想です。あらかじめご了承ください。

 

美青年の殺し屋&彼を守る相棒

真夜中の相棒〈新装版〉 (文春文庫)

真夜中の相棒〈新装版〉 (文春文庫)

 

 キーワード:ダメ男・擬似父子・精神年齢子供

美青年の殺し屋ジョニーと彼を守る相棒マック

あらすじのこの一文だけで「よ、読まねば…!」という焦燥に駆られて手に取った。

一人では生きることが出来ないジョニーをマックが守り、ジョニーが殺し屋として金を稼いで生きているふたり。

それぞれにとって「救済」であるのかもしれない、しかしあまりにも危うすぎる関係性や生き様、悲しい運命に、心がヒリヒリと痛みながら物語を追わずにはいられない。

 

「僕をおいてけぼりにしたのかと思ったんです」

「この男が毎朝おれの顔を見て喜ぶからといって、それがどうしたというのだ?」

「あなたといっしょだと、僕はあまり不安を感じないんです」

「おれはおまえさんが必要なんだ」

 

 

少年×パブリックスクールの甘美な悪夢 

霊応ゲーム (ハヤカワ文庫NV)

霊応ゲーム (ハヤカワ文庫NV)

 

キーワード:少年・全寮制パブリックスクール・いじめられっ子と孤高の天才

 

生徒のみならず教師からもいじめを受ける14歳のジョナサンは、ある時から一匹狼のリチャードと仲良くなる。ふたりが親密さを増すにつれ、ジョナサンをいじめていた生徒たちが不可解な事件に巻き込まれてゆき…というあらすじ程度に紹介をとどめておきたい。

少年たちの繊細で美しく、悲劇的な物語……と単純な言い方では伝えきれない、複雑な味わいのおはなし。パブリックスクールギムナジウムに性癖を握られている人は必読。

 

 

相手の人生すべてを「試食」する

趣味の問題 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

趣味の問題 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

 

キーワード:主従・大企業社長とフリーター・クズ&ゲス

 

大企業の社長が、自分の嫌いな魚やチーズが入った料理を食べることを避けるため、同い年のフリーターを「試食係」として雇う。

もともと無能ではない「試食係」は、自分の好みを殺して社長の好みを身につける芸当をやってのけ、次第に食事だけで無く映画や本、更には女性まで「試食」することを要求されてゆき……

これが、もう、私の中のベストオブ共依存!(ベストオブ共依存とは)

プラトニックで破滅的な関係性、倒錯した奇怪なサスペンス。何もかもがクレイジーで大好き。

 

「二人は共に生きる運命だったのだと、確信したのだった。」

「どうして、ぼくを弄ぶんですか?」

 

❇︎

 

まだまだ寒い夜が続きそうな2月の夜、ぜひ、共依存萌え小説でよりいっそう震えてください。

フィクションのなかで不健康な関係性を楽しみ、心身ともに健康的な生活を送るオタクでありたいものですね! こちらからは以上です。