TOKYOとアイドルとバンドと私

※本記事には、『関ジャニsエンターテイメント』のネタバレが含まれます。




私にとって、「東京」は身近なもの、日常の一部でしかなく、東京への格別の愛憎も、憧れも持ったことがない。

しかし私の音楽遍歴の中には、たびたび印象的なかたちで「東京」というモチーフが登場する。


TOKYO 狂った街 いつからだろう失くしたPASSION

TOKYO - sads - 歌詞 : 歌ネット

誰かの言葉では「東京には空がないという」
僕にも そんな言葉の日びを
過ごせた頃があったのでしょうか?
自分の目に映る 今では笑った この大空が
東京病に敗れちまった 僕には正しいというのにね

東京病 - cali≠gari - 歌詞 : 歌ネット

思春期の私のやわらかい心をゴリゴリと抉ってきた、このふたつのバンドの曲は、私の知らない「東京」への思いを歌っていた。

私は音楽を通して、私の知らない・一生持つことのない・ほんとうの意味ではわからない「東京」を、「東京」への憎しみを憧憬を愛情を聴くことが好きになってきた。

沢山の絶望 ア・リトル・ビット・オブ・希望
東京の夜を信じよう

NONA REEVES - DJ! DJ!~とどかぬ想い~ 歌詞 - KKBOX

もちろんKAT-TUNの『TOKYO STARRY』も! 大好き! 東京の夜景が似合うキラキラポップ!


そして未だに思い入れが強いのが、TOKIOの『東京ドライブ』。

これが、私の初めて買ったTOKIOのシングル。

曲は勿論、遊び心たっぷりのMVも、TOKIOメンバーが東京をドライブする映像企画も最高。KAT-TUN経由でジャニーズにのめりこむ前からTOKIOには好感を持っていて、出演番組もそこそこ観ていた私は、ここからまったりとTOKIOも追い始めた。

TOKIOの過去ライブDVDを観たらすごく楽しそうで、面白くて、カッコよくて、現場入りたい! つかフェスに出てるTOKIOちょう観たかった! 気づくのが遅い! とテンション上がったり後悔したり、「家にいるときは観る」扱いだった鉄腕DASHは毎週録画、今や「TOKIOに心の安寧を求めている」とまで言うレベル。「いつも元気をもらっているから少しでも還元したい」「次の現場を逃したくない」という思いが強まり、ファンクラブにも入った。


そう、そうなんです。

そんな私が、今回のエイトコンの、あの、映像からの『Tokyo holic』聴いて、熱狂しないわけがないじゃないですか!!!


事前にお会いした方々(既に一度は現場入りしてる)に「TOKIO好きなら、今回絶対良いですよ」と言われて「ほほう、バンド演奏がカッコイイのかな」程度に思ってたらー! まさかの!


『LOVE YOU ONLY』!!!!!!!!!!


驚きすぎて悲鳴あげることも出来なかった。私にエイトさんのDVDを見せてくれて「バンド」としての魅力を教えてくれたフォロワさんと一緒にTOKIOのライブDVDも観て「TOKIOの現場入りたい!」と大盛り上がりして、私がファンクラブ入ったので「現場あったら絶対誘いますね!」と約束してて、「アイドル」であり「バンド」でもあるTOKIOへの思いとかエイトさんの現場に入りたいと思って今日入ることになったここまでの縁とか、なんかいろいろなものがグワーッとこみあげて、泣きそうになりながら「君が好きだよー!」って座ったままコールしてた。本当は立ち上がりたかったジャンプしたかった。この時点で大分ヤバかった。

大型モニター、「Are You Ready?」のテロップに立ち上がり、映し出されたタイトルを観た。崩れ落ちるかと思った。


『Tokyo holic』って!


TOKIOの楽曲からの、『Tokyo holic』って!!!!!!!!


その衝撃と趣向だけでも腰砕けだったのに、もうとにかく曲が! カッコイイ! ベース音の響くイントロワンフレーズで撃沈。そこからドラムが重なって、ギターやその他の音が重なるイントロがですね、もうね、ツボすぎて無理。無理です。でもノらずにはいられない! つらい! カッコイイ! つらい! っていうか何でこれをドームで聴かなきゃならねーんだよ! これはライブハウスで聴くやつだろ! 聴かせろ!!!!!

兼オタのフォロワさんから、ここまでの歩み、様々なエピソードをわずかながら聞きかじってきた「関ジャニ∞」が歌う「東京」。胸を鷲摑みされるような、かき乱されるような、私の知らない「東京」を歌う詞にも、たまらなくなってしまう。

それまでモニターに抜かれるたび何度も「お顔がかわいい…」とうっとりしていた大倉さんがドラムを叩く様もめちゃくちゃカッコイイ、全員カッコイイ、何これ、何なんだ。

この曲をライブハウステンションで楽しむためにTシャツ買えばよかったわ~とか呆然としてたら、あの、安田さん、安田さんが、『象』の安田さんがイントロから素敵すぎるのに、目をカッて見開くところが「嘘でしょ!? いつもめちゃくちゃいい人そうなのに何それ反則すぎじゃね!?」ってレベルに凶器めいてカッコよすぎて「ヒュー!」ってなった。帰ってきたらTLのフォロワさん(複数名)も安田さんに息も絶え絶えになってた。安田さんドームの六万人抱いてた……。

まあ安田さんのみならず皆カッコよすぎるしバンド演奏いい…よすぎる……と瀕死になって、息のあがってる大倉さんの、感極まってまとまりきってないコメントのピュアネスさに動揺。

で、一曲目ヤクザスタイルで練り歩きながら披露されてワルカッコよさの羨ましさと素晴らしさに感嘆しつつ、「あー、バンドではやらないのかぁ…」と内心しょんぼりしていた『NOROSHI』が! もう一度! バンドで!!!!!!!!!

シングルも購入し、今回足を運ぶきっかけになった『NOROSHI』、心底楽しみにしてたからテンション爆上がり。爆上がらざるをえない。そのうえモニターであらためて見る歌詞が、今の自分の迷いを吹き飛ばしてくれるような言葉だと急に判って一人で更にエモーショナル高まってた。この先も聴きたい。終わってほしくない。続いてほしい。

DVDで観たことのあった『ブリュレ』は生で観ても超絶カッコよかったし、「かつん担は観るべき」と言われてた『Black of night』もクールで衣装も素敵で、私の面食いクソ野郎っぷりを見込んで見せてもらった&DVD借りてからも何度か観た『torn』のふたりによる『Steal your love』まあとにかく大倉さんのロングジャケットにストールというスタイリングがツボすぎるし錦戸さんはいつ見ても「男前」という言葉の似合うカッコよさだし、アゲ曲もアコースティックもコントもイリュージョンも映像ネタも子供たちとのカワイイ絡みも、楽しかったところを挙げるとキリがないんですが、もうとにかくバンド三曲+映像が好きすぎてね……。

あとオープニング映像を観てる間ずっと「これは…ヤクザの組長になれる夢小説…いや小説ではないけど……」ってソワソワしてた。

私はよくサブカルクソ女という表現を使いますが敵意の表れではなく私自身がサブカルクソ女を心の中に飼ってるサブカルクソゴリラなので許してほしい。

結論としては、これに尽きる。

広くゆるく色々なものにハマってきたオタクである私の、好きなもの×好きなもの=アイドル×バンドなんて、嫌いなわけがないじゃないか…!

「アイドルがバンドをやる」という系譜がジャニーズに存在することに感謝しかない。その魅力を教えてくれた・背中を押してくれた・声をかけてくださった皆さまにも勿論、感謝しております。しかもTOKIO兄さんもエイトさんも、男っぽい骨太な雰囲気のロックがあるのがいい…たまらん…すき……アイドルとしてもだけどバンドとしてのパフォーマンスが最高にすき………


今も『NOROSHI』初回盤AのDVD、セッションパートを流しながら書いているのだが、音楽と、楽器と、真剣に向き合う彼等の姿が本当にカッコイイ。そして『Tokyo holic』はその楽曲自体にめちゃくちゃ中毒性がある。音は勿論、詞も。関西から来た彼等のシャウトする「東京」を、のんべんだらりと関東で生きてきた私は、やっぱり心の底からは理解できなくて想像するしかないけど、でも、いつもそうだったように、歌の中の「東京」にどうしても私はグッときてしまう。

どうか、いつか、歌入りバージョンも音源化されますように!