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色気と読解力

雑感

先日、Twitterで以下の記事がまわってきた。

我らがユウイチナカマルが世間から、「イケメンだけどソソられない」という評価を受けている……!

「何故だ」「オタにしか魅力がわからないのか」「だが中丸沼は深い」等の意見が飛び交う中、私は「この結果は納得できる」と考えていた。


ある対象から「色気を感じる」ためには、経験値と読解力が必要だ。


それまで細身の美青年キャラにしか興味のなかった私が、ひょんなことからマッチョばかり出てくるゲームをプレイして、筋肉ムキムキの男性キャラに色気を感じるようになったこと。美少女好きの知人男性が間違えて男の娘漫画を購入し、そのまま男の娘に開眼したこと。

二次元界隈では割とよくあるそれらの経験から、私はそう考えるようになった。


自分の趣味嗜好、色気を感じやすいものの傾向は勿論ある。

性的な興味対象が何か(ある属性を普段から性的な目線で見ているかどうか)も、「色気を感じる」能力を左右する。

しかしある対象に色気を感じるか否かは、絶対的に固定された感覚ではない。

経験値を積むことによって、嗜好が拡張され、対象が持つ色気を読み解くことが出来るようになることもある、と思っている。



亀梨さんは色気がある。

おそらくこれはオタだけではなく、世間一般のイメージとしてもそうだろう。

「ジャニーズのセックスシンボル」を自称する亀梨さんは、非常にわかりやすい=読解しやすい色気の「王道」ともいえる表現をされる。流し目やウインク、腰のくねらせ方、肌の魅せ方、何よりあの甘く絡みつくような歌声。

しかも亀梨さんは、男性的な色気と女性的な色気、両方を持ち合わせている。

そのため、普段は男性を性的対象として見ない=男性の色気について読解力の低いヘテロ男性でも、亀梨さんの両性的な色気であれば、容易に読み取ることが出来るのだろう。

(街頭アンケートでヘテロと思しき男性が「抱きたい」と回答した話は有名である。先日も、「男子大学生が『亀梨の色気はハンパない』と話していた」といった内容のつぶやきがTwitterで流れてきた)



だが中丸さんは、普段わかりやすく色気を表現しない。
それどころか、男っぽさやカッコよさすら(少なくともバラエティ番組では)あまり表現していないように見える。

だからこそ「地味」「普通」という印象が強まり、ヘテロ男性からも抵抗感なく受け入れられ、好意的な目線が寄せられやすい。

そして、オタではない一般ヘテロ女性からは「ソソられない」という評価を受けてしまう。


ライブやPV等におけるパフォーマンスでは、中丸さんも普段とは異なり、色気を表現されている。ただしそれは、亀梨さんと比べると複雑で、読み取りにくい。

無表情に近い表情、DFEと評される瞳、少年めいた透明感のある声質、抑揚をつけすぎない歌い方、コンパクトかつ正確な動きのダンス、基本的に露出の少ない衣装。

ざっと思いつくままに挙げた、これらの要素は王道・ステレオタイプな色気と結びつきにくい。どちらかといえば、マニアック・フェティッシュな色気ではないかと思う。


実際のところ私自身、中丸さんの色気を読み取ることがあまり出来ていない。最近少しずつ、中丸さんが目を伏せるなどちょっとアンニュイな表情を浮かべているとき、「これは色っぽい」と感じるようになったレベルだ。

まだKAT-TUNに足を踏み入れたばかりの私は、中丸さんに色気を感じるための経験値が不足している。


同様に上記アンケートの回答者さんも、経験値が不足しているのだろう。

だからKAT-TUNのパフォーマンスが多くの人の目に触れる機会が増え、アンケート回答者さんが何らかのキッカケでKAT-TUNに興味を持ち、中丸さんを見続けているうちに、中丸雄一という難解な色気を読み解くことが出来る瞬間が急に訪れ、中丸担へと覚醒する可能性は十二分にある。

その日が来るのを楽しみに、私はTwitterで「#ソソられる中丸雄一」タグを閲覧し、自らも経験値を積んでいる。

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