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私が中丸雄一(31歳男性・アイドル)を尊敬する理由

「尊敬する人は誰ですか?」と訊かれたら、「KAT-TUNの中丸雄一さんです」と答える準備は出来ているので、「それは何故ですか?」というその次の問いに答えるための準備もしておこうと思う。


私が中丸さんを尊敬する理由は、マーケティング能力の高さと、実行力にある。


ある時期以降のKAT-TUNのシングル初回限定盤にはPVおよびメイキングの他、「楽屋のコーナー」という企画映像が収録されている。

メンバー全員で様々なゲームを行い、勝者は豪華(?)商品がもらえたり、敗者には罰ゲームがあったり、というちょっとしたバラエティ的な映像なのだが、この企画は「ファンはメンバーがワチャワチャしているのを観たいだろう」という中丸さんの発案で始まったものらしい。

実際、メンバーだけで楽しく時にふざけつつゲームに興じる素っぽい表情を拝めるのは、眼福以外の何物でもない有難い映像だ。


そして最新シングル『KISS KISS KISS』では、メンバー4人がペアになりそれぞれカップリング楽曲制作を行う様子を映像に収めたドキュメンタリータッチの「シャッフルKAT-TUN」が収録されたが、これは中丸さんが発案どころか映像編集、ロケ地手配等までこなしている。

この映像特典内容が発表された当初、私は「それよりPVが見たかったなあ…」と少し残念に思ったのだが、実際の「シャッフルKAT-TUN」を見てその気持ちは完全に覆された。

私たちがふだん見ることのできない「裏側」の仕事に真剣に取り組む彼らを観るのは新鮮で、しかもペアそれぞれの特色や進め方の違いも堪能でき、格別の面白さだった。*1

ファン=顧客のニーズを的確に把握・分析し、需要に応える供給を行うどころか、顧客も認識出来ていないニーズを掘り起こす、中丸さんの分析力・発想力・企画力には尊敬の念しかない。


更にその分析や発想により生まれた企画を、(たとえ周りが全面的に賛同していなくても)実行する力がある。

「楽屋のコーナー」も、まだ試行錯誤が多い初期の頃は、メンバーがあまり乗り気ではない様子も見受けられ、面白さにばらつきがあるのだが、地道に回を重ね、後に定番となる「インディアン風ゲーム」*2の誕生により、風向きが変わる。

このゲームが初めて行われた『RUN FOR YOU』の「楽屋のコーナー」では、序盤あきらかに飽きている様子だった亀梨さんが最終的に「このゲーム面白い」「あと3時間くらいやりたい」と誰よりもテンションが上がるほどの盛り上がりだった。

その後は、「別のゲームの順位によりポイント付与→そのポイントを元手に『インディアン風ゲーム』をやる」という、「楽屋のコーナー」の定番フォーマットが完成し、安定的な面白さになっていく。

「インディアン風ゲーム」が生まれるまでの「楽屋のコーナー」の企画のほか、コンサートでの面白コーナーもメンバーからは当たりはずれがあるという評価のようだが、何かを実行して失敗することがあるのは当然で、それを恐れて実行しなければ失敗どころか成功もしない。

そして失敗すれば、そこから学ぶことが出来、成功に近づきやすくなる。だからまずは実行することが重要で、中丸さんはそれが出来ている。


また、少しでも前に出れるようヒューマンビートボックス(HBB)を始めたり、24歳から大学に入り勉強し直したりする等、自らのキャリアにも分析力や実行力が活かされていると感じる。

現在の自分の能力や立ち位置を、的確に把握・分析し、将来のことも視野に入れたうえで目標を策定し、それを達成するため今何を実行すべきかを考え、地道に努力する。

その結果、日曜朝の情報番組「シューイチ」のコメンテーターを務めるようになり、コンサートではたった一人で舞台に立ち、己の発する音だけで観客を魅了するまでのHBBスキルを身につけている。中丸さんのHBBは、他のアイドル楽曲にはない「KAT-TUNらしさ」を生む大切な要素のひとつにもなっている。

それ以外では「絵本をかきたい」という目標が雑誌『Wink Up』で「中丸雄一の絵本作家への道」という1Pコーナーになっており、達成されるのも時間の問題だろう。

何もかもが当初の計画通りすすむわけではないだろうが、着実に実践を重ね前へ進んでいくことで、チャンスを物にしやすくなるはずだ。


アイドルらしくないとかそういう意味ではなく、「現状を把握・分析する→目標を定める→努力を重ねる→結果を出す」というその着実な仕事っぷりに敬意を表し、私は中丸さんを「職業アイドル」と呼びたい。

そして職業人として、そんな中丸さんに強く憧れ、尊敬している。


そんなわけで最近は仕事中に、「こんなとき、中丸さんだったらどうするか?」を考えて実践している。

自分は考えすぎて立ち止まりがちな人間なので、行動する勇気がしぼみそうなとき「中丸さんなら躊躇わず実行するはずだ!」と自らを鼓舞している。お陰で滞っていた仕事のいくつかが軌道に乗り始めて、アイドルはQOLどころか仕事の質を上げるのにも役立つことを実感する日々だ。

*1:ちなみに「シャッフルKAT-TUN」では、亀梨・上田ペアが己の拘りに妥協せずギリギリまで「最高」のモノづくりをしようとするのに対し、田口・中丸ペアは限られた期間・与えられた条件下で「最良」を尽くしていたのも、非常に組織向きな仕事のやり方で参考になった。

*2:インディアンポーカーの要領でNGワードの札を額に貼りつけ、自分だけが自分のNGワードが見えない状態で会話し、NGワードを言わされた人が負けになるゲーム