風と共に去りぬを観た話、あるいは轟悠様がうつくしかった話

人生初の遠征は、宝塚に捧げた。

舞台映像で「こんなに美しくダンディで素敵な男役さんがいるのか…!」と衝撃を受けた轟悠様をどうしても生で拝みたくて、月組公演『風と共に去りぬ』のため、名古屋中日劇場へ足を運んだ。


無教養な人間ゆえ、『風と共に去りぬ』は映画も小説も触れたことがなかったし、自分の好きな類の話ではないだろうと勝手に思っていたが、実際にはエゴイストvsエゴイストの波乱万丈な人生&痴話喧嘩感がとても愉快で、めちゃくちゃ楽しめた。

何より、三人の女性が魅力的に描かれていたのも楽しかった。

パワフルで勝気、計算高いが思い込みが激しく、子供っぽいスカーレット。

可憐で内気、ピュアだが芯は強く、寛大な心を持つ、スカーレットの恋敵かつ義妹のメラニー。

コケティッシュで世慣れしていて、蓮っ葉だが熱い心を持つ娼館の女主人、ベル。


恋敵でもあるメラニーに複雑な気持ちを抱くスカーレットと、それを知らず姉のように純粋に慕うメラニー。

メラニーの分け隔てのない心にうたれ、「あの人は神様なんだ」と心酔するベル。

終戦後、「まだ生きてたの?」と憎まれ口を叩き合うスカーレットとベル。


スカーレットとバトラーの恋路以上に、三人の関係性にときめいた。友情のようで、そうでもない、それぞれの絶妙なバランス。


そして何より、バトラーを演じる轟悠様にただひたすら魅了された舞台でもあった。という記録。

マチネ幕間

プログラムに掲載されている稽古中の壁ドン写真もまた趣が違って最高だった。轟様のジャケット、裏地がパープルの!ヒョウ柄!!!


宝塚初観劇のPUCK終盤、ウエディングベールを拾い上げた美弥様の表情の切なさに心をわしづかまれてしまい、後半のショーでは殆ど美弥様をオペラで追い続け、勢いあまってファンレターまで送った程に魅了されたので、そんな方が轟様と舞台で絡む様を観れるなんて夢でしかなかった。夢だけど夢じゃなかった。


マチネ終演後

日劇場に響き渡る轟様のソロ至福でしかなかった。あとズーム機能も欲しい。

アイドルでも宝塚でもとにかく性別を超越した美形が好きなのだと思い知る日々。


ソワレ幕間


ソワレ終演後

確信。

女性に感じる色気とも、男性に感じる色気とも異なる何か。

宝塚に関してもめちゃくちゃにわかで底が浅いけれど、宝塚の舞台に立たれる轟悠様を観ることに対しては今後も貪欲でありたいと思う。